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玉名ラーメン物語 草創期

濃厚な豚骨味が人気の熊本ラーメン。そのルーツは玉名にあると言われる。市内の専門店はいずれもレベルが高く、ファンの胃袋をつかんで放さない。頑固に味を追い求める各店の自慢の一杯を食べ、玉名ラーメンの魅力を探った。(武田愛一郎)
 ◇  ◇  ◇  ◇  ◇ 
 玉名市には、中心部だけでも十数軒の専門店がひしめく。昼時や休日、長い行列ができる所も少なくないが、その始まりは、一軒の小さな中華そば店だった。1952(昭和27)年、当時の国鉄高瀬駅(現JR玉名駅前に、中華そば専門店「三九」がオープンした。福岡・久留米市で繁盛していた屋台ラーメンで、玉名への出店は、その味にほれた知人が熱心に誘ったからだったという。
 麺(めん)と言えば、うどんやそばが主流だった当時、豚の骨を煮詰めた白濁スープの濃厚な味は新鮮。評判はすぐに広がった。バラック建ての店は、連日大勢の客でにぎわったという。
 「三九」は現在、佐賀市に本店を移し営業を続ける。店主・四ケ所日出光さん(77)は、当時の玉名店を懐かしむように話す。「50円もあれば食えるラーメンは人気。いすが店外まではみ出すこともあった」。自家製めんを運び込むため、ほぼ毎日、単車で久留米まで往復した。
 開店間もなく、「玉名にうまい食べ物がある」と聞いた青年3人が熊本市からやって来た。その中の一人、山中安敏さん(故人)は初めての味に感激。試行錯誤でスープを作り、2年後に「こむらさき」を創業する。一緒に行った重光孝治さん(同)は「味千」、木村一さん(82)=菊池郡菊陽町=は「松葉軒」(同市で別人経営)を立ち上げた。熊本ラーメンのルーツとされる。
 「おやじたちが玉名に行ってなければ、熊本ラーメンの歴史も変わっていたかも」と山中さんの息子で、こむらさき(上林町)二代目の禅(しづか)さん(52)。
 佐賀の三九は、15人も入れば満席になる小さな店構え。四ケ所さんは「味はほとほとんど変えていない」と話す。もちもちした食感のめんとコクのあるスープは熊本ラーメンとは違うが、どことなく懐かしい味だ。
 「三九」はわずか3、4年で玉名店をたたむが、大きな“足跡”を残した。同店に住み込み、ラーメン作りの腕を磨く十代の少年がいた。玉名市高瀬の老舗「天琴」の店主・中村敏郎さん(70)だった。

写真:玉名や熊本ラーメンに影響を与えた中華そば「三九」の四ケ所日出光さん。佐賀市の店は今も人気だ。
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